横浜市のW様よりの、ご相談です。
昨年、夏に外壁サイディングに塗装を行いました。
今年になってから、午前中晴れている時に外壁に表面から、
下地の柱などの影が見えます。
どうしてなのか?塗装工事に関係が有りますでしょうか?
これは、以前からよくある相談です。
窯業サイディングの工業会でも解説しています。
構造躯体の断熱性能の違いが、原因です。
断熱材が多く入っているところは、断熱性能が高いので、冬外気が低くなった時に、
日が昇り外壁が温まると、断熱性能が低い外壁は直ぐに温度上昇が起こります。表面結露が起こりません。
一方、断熱性能が高い外壁は、魔法瓶効果により、外気温が上がっても、
外壁温度は上がらないので、表面結露を起こします。
この現象が、、ヒートブリッジ現象です。
とくに、外壁やとまくへの、悪影響は有りません。
乾いた、タオルなどで結露水を、拭き取りますと、
問題は解決します。
根本的な解決法は、外壁サイディングを剥がして、柱の外側に、断熱ボードを張り付け、
外壁全体を同じく
断熱性能にする事しか有りません。