ご相談内容は以下の通りです.宜しくお願い致します。
2005年に新築した家ですが、その年の12月に内壁に変色箇所に気づき、
建築した建築会社に相談し、雨水等の漏水から外壁にシーリング処置。
10年間様子を見て2015年に外壁塗装。
その後、2018年に前回とほぼ同じ箇所にシミ及びカビ(?)に気づく。
(1)漏水箇所の特定と防水処置及びこの外壁が南面のため劣化が激
しいこと及び直張りらしいので適したメンテナンス方法
(2)バルコニーとテラスにおけるひび割れと剥がれ対策
以上アドバイスのほど宜しくお願い申し上げます。
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以下ご参考に願います。
(1)漏水箇所の特定と防水処置及びこの外壁が南面のため劣化が激
しいこと及び直張りらしいので適したメンテナンス方法
Ans:外壁よりの雨漏りの原因は一般に、以下に不具合と想定されます。
1次防水=窯業サイディング本体とシーリング
2次防水=15mmの通気層=>直張りですと、この機能が無いです
3次防水=透湿防水紙(タイペック)
開口部の4周に「防水テープ」が施工されているのか?
雨漏りは①雨水が外壁にあたる ②雨水が入り込む穴がある ③雨水が入る力がある
この3つが同時に起こって初めて雨漏りになります。
外壁=南面 は日射により窯業サイディングの基板の伸縮が大きく、隙間の拡大
反りなど起きやすくなっています。
当時の窯業サイディングは、オートクレーム養生硬化でないので、
収縮もやや大きくなっています。
※品確法がH12年(2000年)施行され
雨漏れ対策にて ①外壁通気構法 ②開口4周へ防水テープ施工
が標準工法となりました。
□最適なメンテナンス方法は、張替えとなります。
部分張替えを行って塗装の場合=表面から抜けている水分を
2回目の塗装の塗膜がほぼ留めてしまいますので、表層の剥離に
なるリスクが高くなります。
(2)バルコニーとテラスにおけるひび割れと剥がれ対策
Ans:ひび割れの補修工法(添付資料ご参考に)
Vカットして弾性パテ または張替えとなります。
剥がれ=原因 多分バルコニーの手すり笠木からの雨水の浸入の可能性が
高いと思われます。
【現場の調査のご提案】
わたくしと地区相談所=(株)アイ・ビルドの武藤さんの2名でお邪魔して、
詳細の検査を行い、最適なメンテナンスのアドバイスをさせて頂きたいと思います。
・費用は無料です。(調査内容などを個人情報順守の範囲で活用させて頂きます)
・よろしければ日程調整させて頂きます。1,5時間~2時間程度。
ご希望日=16日(金)以降にてお願いします。
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窯業系サイディング材メンテナンス技術研究所
外壁の張替え専門店=チェーンがスタートしました
所長 古畑秀幸 携帯電話 090-6190-4435
(二級建築士・建築物石綿含有建材調査者)
運営 一般社団法人木造住宅塗装リフォーム協会
リフォーム事業者団体国土交通大臣登録(第14号)
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