新築より4年で、縦目地シーリングに切れ発生=>建設会社が無償で補修工事行いましたが、今後再発が不安です!
古畑先生
以前にお世話になったIです。
建築会社のA社からの連絡がきたのですが、どのように対応したらよいか相談したく連絡しました。
添付させて頂いた文書からは保証しないような感じを受けとれ、自分としては施工不良のため、
きちんとこれからも保証(10年ぐらいは)してもらいたいと考えています。
一応目地が切れたところは、無償にて修繕して頂きましたが、
それ以降何も連絡がなく、今後も同様のことが起きるのではと思っています。
対応をご教示頂けたら幸いです。
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アドバイス=補修工事は終わったのですね。
・メーカーの調査報告書では、シーリング目地の切れが有るのは、
北面以外の面となっています。
・原因については、プライマーの塗布の無いところが有ったとあります。(施工の問題)
材料=シーリング材とプライマーは問題が無かったと有ります。
※今回の窯業系サイディングの対応はしっかり行っています。
しかし、元請け建設会社の対応が責任を感じられないです。
・建設会社 A社様へ以下申し入れて文書で回答をもらって下さい。
1=今回のシーリング目地の切れの原因
2=補修工事の詳細報告書
施工日 気温・湿度 場所 手順 写真 補修工事実施者
3=補修を行わなかった目地について
今後切れが発生した時の対応=無料補修工事など
新築建設後=10年間の間。
宜しくお願い申し上げます。
窯業系サイディング材メンテナンス技術研究所
所長 古畑 秀幸
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新築より「10年内の不具合」は基本的に以下対応が必要です。
1=当事者 ①新築建設会社 ②使用の窯業系サイディングメーカー シーリングメーカー
③窯業系サイディングの工事会社
2=現場の調査
①目視 ②機器=含水率計 サーモカメラ 計測器
3=分析調査
①Ft-Ir分析 FTIRとは、フーリエ変換赤外分光光度計
( Fourier Transform Infrared Spectroscopy,FTIR)のことで、
主に有機化合物の構造推定(定性)を行う分析装置です。
②引張試験
4=調査結果のまとめ
・不具合の事象 方位 上下 特性 変異点
・原因の推定 特定
・補修工事方法
・費用負担=原因の割合
5=法的な検討
・品確法
・民法 契約不適合責任 2020年4月以降の契約
・民法 瑕疵
・新築建設会社の保証
・建材メーカーの保証(窯業系サイディング・シーリング)
6=全て 文書(メール含む)にてやり取りします。
7=公的な 住宅のクレーム相談所
1)=国土交通省 住まいるダイアル 0570-016-100
ホームページ https://www.chord.or.jp/index.html
2)=消費者庁 TEL 188 消費生活センター
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品確法=シーリング目地の切れの関係 公益財団法人住宅リフォーム・紛争処理支援センター
築3年目からの外壁シーリングの剥がれ。保証の対象ではない、対応してもらえない。
築5年になる軽量鉄骨造3階建て住宅に住んでいます。3年目頃から、外壁サイディングのシーリングが剥がれて隙間が開いてしまいました。
施工会社は、10年保証の対象にはならないから、補修は有料になると言います。
シーリング自体に問題があるか、構造上に問題があるのではないかと言う人もいるのですが、施工会社が言うことは本当なのでしょうか。
回答
住宅品確法の定める10年間の瑕疵担保責任は、構造耐力上主要な部分と雨水の浸入を防止する部分に限られています。
ですから、シーリング剥がれ自体は10年間の瑕疵担保責任の対象にはなりません。
しかし、シーリングの剥がれが雨漏りの原因となるようなものでがあれば、雨水の浸入を防止する部分に瑕疵があることとなり、
10年間、瑕疵担保責任を問うことができる結果となります。ただ、シーリングが割れても、その下には防水シートがあるので、
すぐには雨漏りするものではなく、雨漏りが生じるかどうかの予想は容易ではありません。現実的には、早急に補修し、
施工会社と費用負担については話し合いをすることも検討してよいでしょう。この点については、弁護士と相談することをおすすめします。
なお、構造に問題があってシーリングが剥がれたかどうかも、調査しなくては分からないことです。
この点は、建築士に見てもらわないと分からないところです。
新築完成・引き渡し後=10年以内の窯業系サイディング不具合への基本的な対応
1,シーリングの切れが原因で胴縁(最近は木材保存剤処理)が腐朽(含水率が30%以上・気温が25℃以上)し、
透湿防水紙は熱と水分、木材保存剤の影響により撥水機能の低下や穴あきにより雨水が構造材へ浸透し構造体が腐朽したり、
壁体内へ浸入する事案が有ります。
今回は新築後3年でのシーリング目地切れの発生となり重大な欠陥事象です。
早急に原因の究明と補修工事が必要です。
一般にシーリング目地の切れの原因は、材料(シーリング材、ハットジョイナー、プライマー=しかもメーカー純正品と汎用品)と施工に起因します。
2,原因の究明と補修方法の検討及び補修工事の費用負担に関しては、当事者であります、新築建設業者(元請け責任)、
下請けの窯業系サイディング工事業者、窯業系サイディングの販売業者、製造業者(本体、純正部材、汎用部材)が、元請けの建設業者が中心となり関係者へ呼びかけて「不具合の原因究明」と「補修工事の方法」「費用負担」について、調査、検討を行い施主へご説明して了解いただき、補修工事を実施いたします。
特に高額な支出であります住宅建設では、各当事者は施主より直接または、間接的に「お金」を頂いており、不具合の原因究明と補修工事に関しては、当然ながら社会的責任があり、真摯に向き合う義務が有ります。
当協会は、住宅リフォーム事業者団体国土交通大臣登録第14号として2016年より500件以上の消費者の「窯業系サイディング」関する相談を受け適切にアドバイスを実施しております。
併せ公益財団法人住宅リフォーム・紛争処理支援センターの住まいるダイアルより「窯業系サイディングに関する相談」を依頼されており真摯に消費者対応を実施してきております。
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窯業系サイディング材メンテナンス技術研究所
所長 古畑 秀幸
<運営>
住宅リフォーム事業者団体国土交通大臣登録第14号
(一社)木造住宅塗装リフォーム協会
代表理事 古畑秀幸
携帯090-6190-4435
〒130-0011 東京都墨田区石原1-1-8-403
TEL03-5637-7870 FAX03-3829-9920
窯業系サイディング材メンテナンス技術研究所
https://www.siding.or.jp
https://www.mokutokyo.jp
業務執行会社
(有)ニューライフ・アカデミー
http://www.newlife-a.com/
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