本日のご相談です。
初めまして。2002年竣工、重量鉄骨造3階建て住宅でハウスメーカーで建築しました。
(サイディングは旧松下電工ネオロックEX 15mm横張り)2018年に外壁塗装(ファインパーフェクトトップ)コーキング(オートンイクシード)で塗装防水工事(保証期間5年)を同じHMで施工しましたが本年6月に1階玄関天井からかなり雨漏りをし、足場を組んで散水検査をした所、「サイディングのあいじゃくりが壊れて浸水した」と説明を受けましたが二次防水が効いていないことなど不審に思いケイミューなどに当方問合せた結果、現在HMは「2018年のコーキング不良のせいかも」と見解を変えつつあります。このように築18年、塗装2年であいじゃくりが破損して浸水ということはあり得ますか?
また点検口から見てみると偶然サイディング留め金具を見つけました。
品番からケイミューに確認すると通気金具ではないとのことで、新築時の契約書には通気金具止め、通気金物代金40万円余り計上されています。新築時も問題ですが2018年に自社建築物件なのに確認せず高性能の塗装コーキングで施工して気密性を高めてしまい壁体内結露、カビ等が発生していきそうで困惑しています。今月末足場を設置して再検査する予定ですが【何を求めることができるか❓】HMへの今後の対応を考えあぐねています。
何かご教示いただければ有り難く存じます、よろしくお願いします。
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1、まず全てのやり取りは「文書」で行い、相手方の報告なども
全て「文書」でもらって下さい。
2、調査当日は相手に「了解頂きビデオ撮影」をして記録を残して下さい。
3、窯業サイディングと付き合って43年ですが、温暖地にて「合抉(あいじゃくり)」が
経年劣化するのを見たことは有りません。
仮に合抉(あいじゃくり)がボロボロでも、2次防水(通気層)と3次防水(防水紙)
が有りますので、室内への雨水浸入は発生しません。
※H/M様の説明はおかしいです。
※2次防水 3次防水に問題がある事が原因です。
寒冷地では、「凍害」で10年程度でぼそぼそになる事が有りましたが。
4、正しい外壁通気構法の外壁は3層の防水層が有ります。(ご参考資料添付)
外部より 1次防水=窯業サイディング本体(合抉(あいじゃくり)) シール
2次防水=通気層 窯業サイディング工業会「(一社)日本窯業外装材協会」
基準では「15mm」です
3次防水=防水紙(透湿防水紙)
です。
従いまして一般論として、雨漏り(品確法の定義=雨水が室内へ入り込む事)
が発生した事実=上記の3層の防水層を「雨水」が突破した事です。
HM様の雨漏り原因のお話=上記が全く理解できていません。
5、2年前の塗装メンテナンス工事の前にH/Mの人の診断結果は有りませんか?
6、新築より10年までの住宅では、雨漏り原因で2割以上占めるのが、
窓回りです。窓枠に「防水テープ」:施工無しか施工不良となっています。
(資料=瑕疵保険協会添付します)
宜しくお願い申し上げます。
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窯業系サイディング材メンテナンス技術研究所
外壁の張替え専門店=チェーンがスタートしました
所長 古畑秀幸 携帯電話 090-6190-4435
運営 一般社団法人木造住宅塗装リフォーム協会
リフォーム事業者団体国土交通大臣登録(第14号)
〒130-0011東京都墨田区石原1-1-8ノナカビル402
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