塗装後1年で割れが発生しました。施工店に話してもとりあえず補修工事をします。=原因の説明が有りませんが原因は何でしょうか?

お世話になりますが、アドバイスを頂きたく、
宜しくお願い申し上げます。

塗装後1年で割れが発生しました。施工店に話してもとりあえず補修工事をします。=原因の説明が有りませんが原因は何でしょうか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

工事は地元の塗装店です。
知ったのはチラシです。
決めた理由は、地元で40年以上の実績・・とのことです。

この度はご相談を頂き誠に有難うございました。

1,割れの原因は
釘の位置が、窯業系サイディングの端部に近いことです。
(一社)日本窯業外装材協会(窯業系サイディングの工業会)の施工基準では、
端部より20~35mm離して釘打ちとなっています。

2,塗装後の割れが広がる理由ですが、塗料の色が濃いので太陽光線により表面温度が70~80
℃と上がり、窯業系サイディングの基板が収縮(最大0.15%=4~5mm)となり
割れのパテ補修部が割れて開いたと想定されます。

3,今回の塗装店様の「診断技術」「窯業系サイディング知識」「窯業系サイディングの新築時の不良工事」
正しい「窯業系サイディングの塗装工事」など、問題が多い施工店です。

ご相談者より。
古畑様
お忙しい中、報告書を作成・送付下さいまして、誠にありがとうございます。
また、先日の質問へのご回答も、重ねてありがとうございました。

どこをどのように補修したらよいか明確になりました。今回の補修に役立たせていただきます。

もとは、古畑様の書籍を拝読したことがきっかけで、御社の存在を知り、住マイル健診を受けさせていただくことになりましたので、改めて書籍を手に取らせていただいてよかった、と思います。御書籍や住マイル健診を通して、正しい知識がなければ家を守ることができない、ということがよくわかりました。古畑様のご活動で、正しい知識にもとづいて施工される方が少しでも増えることを願います。

改めて、この度は大変お世話になり、誠にありがとうございました。
S様

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以下はトップメーカー ニチハさんの 釘打ちの工事基準です

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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ouTube動画
1=https://youtu.be/uEnVwMY-Y4Y

2=https://youtu.be/IJwcozT-RG8

<1>新築工事における窯業系サイディングの不良工事=23項目
1、横目地のシーリング施工
2、切断後の板の幅が狭過ぎる=100㎜基準
3、下屋と外壁取り合い部=壁止まり 不良施工
4、バルコニー下部 オーバーハング部の施工
5、軒の出無し・パラペット=軒の納まり
6、シーリング工事の不良
7、下屋取り合い部 外壁か端部の処理が不適切
8、軒の出ゼロ=軒天回り通気不足 雨水の浸入が5倍になります
9、窓下 水切り=出寸法不足 伝い水防止機能無し
10、換気口 ベントキャップ湿気漏れ
11、造作バルコニー 笠木の下地不良
12、釘打ち位置の割れ
13、タッチアップ補修工事 はみ出し 忘れ
14、禁止工事=縦張窯業系サイディング材=横張
15、片流れパラペット部の施工
16、入隅部、開口部での片ハット型ジョイナー未使用
17、経てつなぎ・横つなぎ時に突き付け施工
18、同質出隅材を横使いする(バルコニーのオーバーハング部など)
19、ハット型ジョイナー(片ハット)を固定しないで施工
20、窯業系サイディングメーカーの非純正の部材(出隅・ハット・シール)使用
21、造作のバルコニー不良工事と調査
22、外壁通気構法=空気の入口・通り道・出口の不良~空気が流れない
23、縦どいの打ち込み留め金具(でんでん)をシーリング目地に打ち込む

<2>不良工事を見抜くタイミング
1,新築工事完了時の完了検査

2,引き渡し後(住んでから)=2年
この2年で大半の不良工事への無料補修工事の補償期間が終了ですので、
重要なのです。

3,引き渡し後 10年直前
法律=品確法 (構造と防水の10年保証)
民法=契約不適合責任

4,引き渡し後=10年過ぎでは保証、補償はなくなります

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窯業系サイディング材メンテナンス技術研究所
所長 古畑 秀幸
<運営>
住宅リフォーム事業者団体国土交通大臣登録第14号
(一社)木造住宅塗装リフォーム協会
代表理事 古畑秀幸
携帯090-6190-4435
〒130-0011 東京都墨田区石原1-1-8-403
TEL03-5637-7870  FAX03-3829-9920

窯業系サイディング材メンテナンス技術研究所
https://www.siding.or.jp
https://www.mokutokyo.jp
業務執行会社
(有)ニューライフ・アカデミー
 http://www.newlife-a.com/

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