お問い合せフォームより以下のメールを受付ました。
■メッセージ本文
築17年(2004年4月竣工)で、外壁はINAXのエクセリア(ハーモニーもぎり)、
屋根材はクボタ(KMEW)のザルフグラッサを使用しています。
それぞれカタログで以下のようにうたわれていたので、選びました。
・エクセリア:色あせ、ひび割れや剥がれなどの劣化はほとんどなく、
塗り替えの必要はない
・ザルフグラッサ:耐候性グレードが高く再塗装は不要
(グレードの低い商品も美観上必要な場合は再塗装が必要だが性能上は問題なし)
ところが、訪ねてきた業者や無料点検の業者に見てもらったところ、塗り替えが必要と言われました。これらの材料でも塗り替えが必要でしょうか?
■お名前 A 様
■メールアドレス aaaabbbb@mail.com
■都道府県 東京都・・・
=======お答え========
お世話になり誠に有難うございます。
このたびは、御相談頂き、有難うございます。
以下ご参考に願います。
1、ご確認ですが、点検の業者から「文書で点検報告書」
はもらっていますか?
その報告書で「塗替えが必要な根拠」は書かれていますか?
2、または「口頭で塗替えが必要な根拠」は話されましたか?
3、屋根・外壁材につき劣化の状況調査は以下2つの基準で実施します。
基準1=国土交通省 1次インスペクション(構造・防水)
基準2=(一社)木塗協 「屋根・外壁デジタル精密診断」
※塗装&リフォーム事業者の力量を確認する最良の方法は、「診断=診断書」
で簡単にわかります。
43年間の経験ですが、まず「診断」を依頼して、業者を絞り「見積」を
依頼する事です。診断と見積もりを切り分けることです。
いきなり「屋根が劣化・退色しているので塗装しないと大変なことになる!」
の業者はただ仕事が欲しいだけで、決して依頼してはいけない業者です。
さらには、国土交通大臣登録団体((一社)木塗協など)の会員であるのか?
リフォーム瑕疵保険へ加入するのか?のヒアリングも重要なポイントです。
4、お尋ねの事項です。
外壁はINAXのエクセリア(ハーモニーもぎり)、屋根材はクボタ(KMEW)のザルフグラ
ッサを使用しています。
それぞれカタログで以下のようにうたわれていたので、選びました。
・エクセリア:色あせ、ひび割れや剥がれなどの劣化はほとんどなく、塗り替えの必要はない
・ザルフグラッサ:耐候性グレードが高く再塗装は不要(グレードの低い商品も美観上必要な場合は再塗装が必要だが性能上は問題なし)
Ans:どのような建築資材でも必ずメンテナンスは必要となります。
陶器瓦=塗替えは不要ですが「並び・配置のずれの補修は必要です」
まずご確認ください=エクセリアの保証内容(保証対象と機関) 屋根材の保証内容
住宅の資産価値の基準
安心R住宅(資料お付けします)=では外観がきれいなことと有ります。
住宅の資産価値の基準=機能 性能 デザインです。
定期点検とメンテナンスが必要な背景です。
エクセリア(現在INAXが統合LIXLです):いわゆる無機塗装品です。
硬質塗膜ですので、下地基板(窯業サイディング)の伸縮により塗膜へ肉眼では
見えない「微細なわれ=マイクロクラック」が入っている可能性があります。
SD技研の調査では「30倍顕微鏡」を使います。
壁への留め付け=外壁通気構法か直張り工法か空気層工法かの調査も行います。
屋根=ケイミュー ザルフグラッサ 2004年頃は、「石綿」を
ゼロ化した直後で有り、割れが有る可能性が有ります。
メーカーのカタログでは「グラフ表示」にて30年程度の塗膜対候性が
ある様です。再塗装などはあくまで現場の調査結果で判断することがベストです。
そもそも、塗替え不要であれば、最初から塗装は不要でもよいとのことですね。
よろしければ、(一社)木塗協 SD技研 地区相談所の専門家の無料調査をお勧めします。
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窯業系サイディング材メンテナンス技術研究所
外壁の張替え専門店=チェーンがスタートしました
所長 古畑秀幸 携帯電話 090-6190-4435
(二級建築士・建築物石綿含有建材調査者)
運営 一般社団法人木造住宅塗装リフォーム協会
リフォーム事業者団体国土交通大臣登録(第14号)
〒130-0011東京都墨田区石原1-1-8ノナカビル402
TEL03-3829-9910 FAX03-3829-9920
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