お世話になります。
WEBで外壁塗装を色々とチェックしているうちにこちらのサイトに辿りついて
ご連絡をさせて頂いた次第です。
特に現在塗装に関するトラブルを抱えたりしている訳ではない中でのご相談で恐縮に感じています。
2011年8月に建った自宅が丁度まる10年となり、今後の自宅のメンテナンスをどうすべきか?
というところでのご相談で連絡をさせて頂きました。
当家は長期優良住宅適合として分譲された建売住宅ですが、大手ハウスメーカーの住宅でなく、
本来の長期優良住宅として新築から10年後(10年毎)に実施しなければならない
メンテナンス計画、実施について、当時の設計会社が賃貸不動産業へ業態変更している状況下、
メンテナンス計画や実施のタイミングなど自分で調べなければならないという背景で、
色々と模索を開始したという状況です。
長期優良住宅としては法律で10年毎と決められていますが、法律はさておいて、
いつメンテを実施すべきか? はたまたもうしばらく様子見をすべきか?
を現状の確認を含め相談できる業者探し、特に最も劣化が早いであろう屋根(コロニアル)
の状態確認~必要であればメンテの実施、それに引きずられどうせ実施するなら必要に
応じて外壁も実施しなければ、、、というようなところです。
前置きが長くなりましたが、確認したい内容は以下のような内容です。
1.屋根のメンテはもちろんのこと、当家のエリアをフォローして頂ける外壁の診断が出来る
信頼のおける業者を知りたい。何社かピックアップして屋根の塗料材(断熱塗料や、遮熱塗料、
など材料の種類)を含めた相談をしたい。
2.当家の窯業サイディングは当時の東レACEのKANPEKIというシリーズで、
型番はMTR-61TG4です。 まだ、痛みが出てないような状況ですがちょうど10年
というタイミングの状況下で、早めのメンテを決断したほうが良いのか?という相談をしたい。
3.特に丁度10年の状態なので、クリア塗装を実施する場合は今がギリギリのようにウェブ等で
は記載されています。そこで、サイディングにクリア塗装を実施したほうが良いのかどうか?
果たして現在のサイディングにクリア塗料が合うのか? クリア塗装ではない色付きの塗装の
方が良いのか?の判断をしたい。 ある知人は、クリア塗装は下処理が無く結果的に塗膜も薄く、
UVカットと唄ってあっても紫外線の影響もあり耐久性がない。また、塗ってしまってら、
次のメンテ時に非常に手間がかかったりと取り返しがつかないケースがある。防水という面でも
将来的な面でも、長い目で考えると絶対的に今のサイディングの風合いは諦めてベタ塗り塗装を
検討したほうが良い。と言われ、その辺りの真偽を信頼のおける業者さんと相談したい。
4.上記3に関連してですが、クリア塗装は長期的展望をした場合には避けた方がよい、というこ
とであれば、通常の塗装であれば今ではなく、チョーキングなどが現れてるもう数年様子見
してからのメンテ実施を検討したほうが良いのかどうか?の判断もしたい。
※現在の屋根の状態にもよりますが。 屋根の状態は高すぎてプロではないと
見られない状態です。
5.すこし余談となりますが、当家を含めて4軒同時に分譲された建売住宅です。
その近隣3軒にメンテをどう考えているか相談した際に、4軒まとめたタイミングで
メンテを実施したら個々のメンテコストが安くなるのでは?という案が飛び出したのですが、
果たしてそんな事があるのか?も合わせて相談してみたい。
6.これもサイディングとはなれば余談ですが、屋根塗装については、ガイナという
断熱塗料に興味を持っていますが、施工できる業者が限られているようです。
しかしサイディングの事も含め、両方の事について相談出来たら幸いです。
以上の内容が、相談をした忌憚のない内容です。
本来業者さんに相談すべき内容が多分に含まれているかと存じますが、
古畑先生の技術的な知識を含め、まずはご相談してみようと思い、問題が起きている訳
ではない状態で、どう判断すべきか、どこと相談すべきか?
という事を含めてご連絡をさせて頂きました。
アドバイスを頂ければ幸いです。
・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-
【回答です】
お世話になり誠に有難うございます。
このたびは、御相談頂き、有難うございます。
以下ご参考に願います。
・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-
※認定長期優良住宅は素晴らしいです。
是非とも定期点検とメンテナンスの繰り返しにて、
資産価値を維持し75年以上の長持ちを目指しましょう!
将来安心R住宅ブランドの取得ができ、資産価値が高くなります。
1、屋根のメンテはもちろんのこと、当家のエリアをフォローして頂ける外壁の診断が出来る信頼のおける業者を知りたい。
Ans:まず業者の能力を確認する方法は「診断」力です。
窯業系サイディング材メンテナンス技術研究所は、2つの診断基準で、
大切な資産=お家の現状をくまなく検査いたします。
基準1=国土交通省 1次インスペクション
基準2=(一社)木塗協 「屋根・外壁デジタル精密診断」 です。
※診断書の事例 1件(都内葛飾区)お付けします。
一番信頼できる業者は、(一社)木塗協会員さんです。
https://www.mokutokyo.jp/data/inspection_ishikawa_20210416.pdf
診断結果に基づき、塗装・メンテナンス方針を打ち合わせします。
その後、見積依頼となります。
2、当家の窯業サイディングは当時の東レACEのKANPEKIというシリーズで、型番はMTR-61TG4です。
まだ、痛みが出てないような状況ですがちょうど10年というタイミングの状況下で、早めのメンテを決断
したほうが良いのか?という相談をしたい。
Ans:この窯業サイディングの表面塗装は「アクリルシリコンのクリヤー塗装」で、
塗膜=10年保証ですのでメンテナンスのタイミングは10~15年です。
シーリング材は多分「純正品=ネオウレタン」と思いますので10~13年です。
今回窯業サイディングのデジタル精密診断により、メンテのタイミングが判定できます。
3、特に丁度10年の状態なので、クリア塗装を実施する場合は今がギリギリのようにウェブ等では記載されています。
そこで、サイディングにクリア塗装を実施したほうが良いのかどうか?
Ans:窯業サイディングのメンテナンス塗装の基本は窯業サイディングメーカーのメンテマニュアルです。
基本は「クリヤー塗装」となっています。
ニチハ ホームページhttps://www.nichiha.co.jp/download/maintenance/yogyo/#05
現場で「クリヤー塗装の復元テスト」を行い、クリヤー塗装の仕上がり確認が可能です。
□塗料全般の知識です。同じ量(膜厚)を塗装した時、塗膜の性能はクリヤー塗料>>色付け塗料
と大幅に性能が高いです。車の塗装=20年ほど前ボンネットなどの上10年ほどでざらつき、
退色が 一般的でしたが、「クリヤー塗装」で、30年程度は美観が持つようになりました。
スマフォ、家電ほとんどの工業製品は一番上に「UVカットクリヤー」塗装です。
今回は多分「UVカットクリヤー」塗装が宜しいと思います。
フッ素、無機系のクリヤー塗装を施工しますと、その後20~25年後に次回の塗装の
タイミングとなります。
4、上記3に関連してですが、クリア塗装は長期的展望をした場合には避けた方がよい、ということであれば、
通常の塗装であれば今ではなく、チョーキングなどが現れてるもう数年様子見してからのメンテ実施を検討した
ほうが良いのかどうか?の判断もしたい。
Ans:3、の回答通り、「クリヤー塗装」がお勧めです。
単色塗りつぶしでは、外観デザイン・意匠が下がり資産価値も減少します。
5、現在の屋根の状態にもよりますが。 屋根の状態は高すぎてプロではないと見られない状態です。
Ans:ドローン撮影や高所カメラにて検査が出来ます。
6、これもサイディングとはなれば余談ですが、屋根塗装については、ガイナという断熱塗料に興味を持っていますが、
施工できる業者が限られているようです。しかしサイディングの事も含め、両方の事について相談出来たら幸いです。
Ans:屋根表面の温度を下げる方法は2つ有ります。
1=ガイナなど遮熱塗料の塗装です。
効果を長続きさせるポイント=樹脂の耐久性です。フッ素>アクリルシリコン(ガイナ)
汚れが付きにくいことも重要です。汚れると遮熱性能が低下します。
遮熱塗装では、最上階の部屋の温度はほとんど下がりません。
2=屋根形状が寄棟でしたら屋根の一番高い「棟」(むね)に、棟換気を設置する方法。
こちらですと夏に最上階の部屋の温度を大幅に下げます。(70℃=>40℃)
7、4軒同時に分譲された建売住宅です。その近隣3軒にメンテをどう考えているか相談した際に、
4軒まとめたタイミングでメンテを実施したら個々のメンテコストが安くなるのでは?
という案が飛び出したのですが、果たしてそんな事があるのか?も合わせて相談してみたい。
Ans:お隣様ご一緒塗装は良くあります。
近隣順番工事は、足場コストが下がります。後、営業、管理手間も少なくなりますので、
工事代金が安くなる方向です。
□以上ですので、ご検討ください。
OKでしたら、私と会員工事会社と一緒に「2つの診断」を実施させて頂きます。
・時間は外部 1,5時間 内部=床下、天井裏、バルコニー、各階の床、壁、天井30分程度
合計2時間ほど。
・1週間以内に診断報告書を作成提出いたします。
・費用は通常1万円ですが、その後会員様へ塗装&リフォーム工事をご発注された時には
サービスさせて頂きます。
・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-
◇ー◇ー◇ー◇ー◇ー◇ー◇ー◇ー◇ー◇ー◇ー◇ー◇
窯業系サイディング材メンテナンス技術研究所
窯業サイディング技術アドバイス=第3者機関
外壁の張替え専門店=チェーンがスタートしました
所長 古畑秀幸 携帯電話 090-6190-4435
(二級建築士・建築物石綿含有建材調査者)
運営 一般社団法人木造住宅塗装リフォーム協会
リフォーム事業者団体国土交通大臣登録(第14号)
〒130-0011東京都墨田区石原1-1-8ノナカビル402
TEL 03-5637-7870 FAX03-3829-9920
◇ー◇ー◇ー◇ー◇ー◇ー◇ー◇ー◇ー◇ー◇ー◇ー◇